南阿蘇のココが素晴らしい!!

その四 パワースポット!? 宝来宝来神社

南阿蘇にやってきて9年。(これは5年前の記事である)

謎の多い南阿蘇で本当に特別異彩を放つ神社がある。

 

南阿蘇村の久木野から見て俵山トンネルの一つ手前。南阿蘇トンネルのそばにその神社はある。

 

  

それが宝来宝来神社である。

ほぎほぎ神社と読む。

 

立派なのぼりがあるので入り口はすぐにわかるはずだ。 

 

ふざけたネーミングだがもちろんちゃんとした由来がある。 

 

 

 

宝来宝来という字面から想像がつくと思うが

そう!

この神社は宝くじが当たる神社である。

 

通常の神社では参拝客が何をお願いしているか・・を、うかがい知ることは出来ない。

 

しかしこの宝来宝来神社だけは 

「自分だけは大金が当たりますように」

と願っていることが容易に想像できる実にわかりやすい神社だ。 

 

  

そうなればこの宝来宝来神社に取材に行くのに宝くじを買っておかなければならぬ。

まさか・・と思われた方!

その通り!実は前回の白蛇様で千円札を浄財したのはこのため。

 

 

珍しく計画的なたかどんである。

 

冬といえば

年末ジャンボ宝くじが売り出された。

早速手に入れましたぞ!! 

実は生まれて初めて自分で買った記念すべき宝くじである。

 

なんといってもこの宝くじは白蛇様とこの宝来宝来神社のダブルパワーでおそらくは史上最強になるはずである。買うのは1枚で十分だろう。

実はこれまで知り合いに貰ったりということはあったが、自分でお金を出して宝くじを買ったことがなかった。

 

しかし今回は最初の手続きから違う。

まずただの千円札ではない。

 

白蛇様のパワーが宿った千円札で購入しているのだ。

 

(一応まさかのためにさりげなく宝くじの番号を隠している)

   

問題は白蛇様に祈願してもらったとき千円しか払ってない不安要因があるが・・。

 

 

「3億円当たったらどうしよ」

とたった1枚買っただけで夢だけは広がる。

 

「当たったらギリシャ国債でも買うか。」

 

これまで宝くじというだけで

「どうせ当たるわけがないけんね」

と嫌悪していたが、たった300円で想像が膨らむ。 

そう考えれば宝くじもさほど悪くない。

 

(ただこの後たかどんは一等前後賞の本当の意味を知って愕然となる)

 

 

 

さて

それにしてもどんなところか?

 

上ののぼりから下ると数百メートルのところに・・

ちらっと赤い建物群が見える。

  

 

 

 

 

 

 

 

 

うおおっ!!

 

 

 

 

「こ・・これは」

 

ただただ・・・

 

 

夏目漱石「それから」の主人公代助にでもなった気分だ。

 

(なんのことかわからない方には「それから」最後の部分を一番最後に紹介しよう。) 

 

 

 

この神社の由来は

 

「 平成16年にリストラされた重機の運転手が工事を行っていたところ大きな岩に当たりました。その岩を取り壊そうとしましたが、突然重機が動かなくなりました。そこで修理を行いその岩を取り壊そうとすると、また原因不明で重機が壊れました。その日の夜、夢に岩が出てきて 「どうして私を壊そうとするのか?」 と言いました。そこで運転手は 「生活の為に金が必要だ」 と答えました。すると岩は「それなら宝くじを買いなさい。そして当たった、お金の一部で私を掘り出し祀ってくれないか?」 と言われました。 そこで運転手は半信半疑で宝くじを買ったところ、生活に困らない程度が当銭しました。その話を聞いた四国の友人がこの岩を拝み、その年の宝くじを買ったところ途方も無い金額が当銭したそうです。その噂が広まり、誰ともなく、この岩を当銭岩と呼ぶようになりました。 当銭された参拝者の方々より、たくさんのご寄付を頂き当地を宝来宝来(ホギホギ)神社として建立いたしました。 」

 

とのこと。

つまり出来てまだ最大で10年くらいしか経ってないことになる。

ところで神社って個人で建てていいものなのか?

 

神社自由化なんて規制緩和あったっけ?

 

あとで知ったがココは宗教法人だそうだ。

 

そういえば立派な公式ホームページがある。

http://www.hogihogi.org/  (←ヒマだったらクリックしてください)

 

 

さて、その重機の作業中あたったというその大きな岩がこれだ。

 

当然この岩は神聖なものとされているので周りには鳥居やら何やらが配置されている。

ただなにか雑然とした印象を受けてしまう。

 

一番のご神体とも言うべき岩なんだし、もう少し周囲の配置に配慮があってもいいのでは・・と思う。

 

そしてこの周りを「ホギホギ」と唱えながら廻るのである。 

そうすれば願い(宝くじ当籤)が叶うという。

 

ちなみに時計回りに回る。

鳥居に番号が振ってあるので間違える心配はないが・・。 

「当神社の建立及び祈願の方法は、夢のお告げとおりに作られました。」

ということなので

 

がんばって「ホギホギ」してください。

 

呪文の唱え方は以下の画像の通り。

 

    6番目(たぶん)の鳥居の近くにこう

    いうものがある。→

 

    ここは宝くじだけではない。

 

    ロト6やナンバーズにも対応している

    ところがなんとなくすごい。

 

 

取材に訪れた日は雪の日だったにもかかわらず、大勢の方々が参拝に来ていた。

 

年末ジャンボなどの宝くじのシーズンはいつもこんな感じなのだろうか? 

 

取材が日曜だったこともあり、12時から神主が神事をおこないはじめた。

(約十分で無料)

 

あと1時、2時、3時、4時にと計5回神事を執り行うとのこと。

(日曜日と祝日だけです) 

 

ココで宝くじに当たるパワーをいただいた人は多いらしい。

 

たとえばこの拝殿堂。

これなどは宝くじが当たった方々からのお礼で建立されている。

 

見た感じ大変立派に見える。

しかし細部を見ると結構適当に作ってある。

(特に塗装が)

 

 

 

  この馬もそう。

 

  これに乗って写真を撮るといいとあったが。

 

  そんな勇気ありませぬ。

 

 

さて

いよいよ一番立派な建物。御宝物殿に向かう。

 

そこではとにかく色んなものが無造作に並べてある。

 

基本的にすべて売り物だ。

 

特に奇怪だったのが 

 

商売繁盛の祈願済みベティーちゃん。

 

飲食店の開店祝いに最適とある。

    (店をはじめるとしても俺は要らない)

 

 

もちろんこれだけではない。 

 「こんなもの誰が買うのか?」というものがそこかしこで売られている。

基本的に無人販売だ。

 

 

「泥棒(ドロボウ)・盗人はやめて下さい」 

 と注意書きがある。

 

まぁここを信じている人は万引きなどするはずが無いから心配は無用だろう。

 信じてない人は・・・こんなものゴミになるだけだから盗まないだろう。

 

宝来宝来神社はいろいろな神様を誘致しているようだ。

 

たとえば

縁切り布袋様の場合。

どんなものから縁を切れるかというと

貧乏神・未練・悪友などはわかるが、ストーカー・安月給に不良債権、ニート生活ってなんじゃそら!!

そもそも縁切りと布袋様がなぜ結びつくのか?

方々を調べたがわからず仕舞いだった。 

 

子宝宝来観音様の場合

もちろん子宝はわかるが、子どもの登校拒否、引きこもり、非行、成績が落ちたなどを解決できるという。

 

大龍神様の場合。

主に商売開運祈願なのだが、転職や職場の人間関係もご利益の中に含まれている。

 

もうはっきり言って

どっかの温泉よりも効能をうたいまくっている。

 

神々のご利益も初めて聞く独自のものばかりだ。

最後に

 

宝来宝来神社からの提言を紹介したい。

「宝くじは沢山買えばあたるものではありません」

 

 大切なことは根気よく毎回買い続けること、そして宝来宝来神社に参拝すること、日々の生活に感謝して精進すること。

ありがたいお言葉である。

 

 

「沢山買わなくていい」と言ってもたったの1枚だけ購入で、しかも今回だけの参拝(しかもまるで信じてない・・あ、言っちゃった)じゃ全然駄目じゃん。 

  しかも取材に夢中であとで気付いたが、「ホギホギ」するの忘れてるし・・。

 

 

とにかくココは突っ込みたくなるものが多すぎて、はっきり言って困る。

画像も気が付いたら100枚くらい撮っていた。

すべてを紹介したいが、あまりの膨大な量に呆然とした。

 

もう疲れたのでここらで紹介を終了したい。

 

無難なところで・・お土産に

 

阿蘇の高菜漬け

(ココでは宝漬けというらしい)

はいかがでしょう?

 

鳥居があるのでおそれ多い感じだが、それを無視すれば無駄に派手な農産物無人販売所である。

 

 

・・・あと

 

夏目漱石「それから」の最後はこうなっている。

 

「たちまち赤い郵便筒が目についた。するとその赤い色がたちまち代助の頭の中に飛び込んで、くるくると回転しはじめた。傘屋の看板に、赤い蝙蝠傘を四つ重ねて高くつるしてあった。傘の色が、また代助の頭に中に飛び込んで、くるくると渦をまいた。四つ角に、大きい真っ赤な風船玉を売っているものがあった。(中略)

煙草屋の暖簾が赤かった。売り出しの旗も赤かった。電柱が赤かった。赤ペンキの看板がそれから、それへと続いた。しまいには世の中が真っ赤になった。そうして、代助の頭を中心としてくるりくるりと炎の息を吹いて回転した。代助は自分の頭が焼けつきるまで電車に乗っていこうと決心した。」

 

 

宝来宝来神社へのアクセス

熊本高森線、西原村からだと俵山トンネル(2057m)、南阿蘇トンネル(757m)を超えてすぐ左。

のぼりが見えるのでそれを頼りに。